原田准教授,M1齋藤が,日本機械学会 第25回バイオエンジニアリング講演会(1/9~11,(独)産業技術総合研究所 つくばセンター)にて発表しました.
以下は参加学生の感想です.
M1の齋藤と申します.表題の学会へ参加してきましたので,その報告をさせていただきます.
当学会は発表者としては初の学会参加でした.
年明け早々の開催,また年末には病気でダウンしていたこともあり,準備が割と慌ただしかった印象があります.
その準備段階ですが,発表数日前までは,不安な気持ちを拭えない状態でした.
「この程度の内容で発表することが許されるのか?」と.
しかし,准教授の「自分の研究なんだし自信を持って」「ここまできたら割り切っていくしかない」との言葉に幾分か助けられました.
結果,出発当日の不安は「飛行機の時間に間に合うか否か」にすり替わり…結局時間ギリギリになって焦る羽目に.
無事につくばに前日入りし,翌日の発表まで待機となりました.
前置きが長くなりましたが,学会の発表形式としては,発表10分+質疑応答5分と,オーソドックスな内容のものです.
今回は初日の最終セッションにおいて,初めに私が,最後に原田准教授が発表することになりました.
発表の直前までは幾分か緊張していましたが,普段のゼミ発表で鍛えられていることもあり,実際に始めるとスムーズに進行することができました.
質問に対しても,一応の回答はできたものと考えています.
正直当学会は,私の専攻分野とは畑違いであるとの認識があり,事前に講演プログラムを見ても内容に興味を抱くものが少なく感じていました.
ところが実際に聴いてみると,内容はかなり興味深く,中には私の今後の研究の参考になるであろう発表もありました.
また,発表後の個人間交流も,別分野の視点による助言など,聞いていて非常に面白いものでした
(もっとも実際に交流していたのは准教授であり,私は横で机のロック機構を観察しながらその話を聞いていたのですが).
時間的な事情で,3日間の会期のうち発表のある初日のみの参加となったため,他者の発表を多く聴くことができなかったのは残念な点です.
ですが,今回の参加により,学会の「知の共有」「学者の祭りの場」という側面を強く感じることができました.
今後可能な限り多くの学会へ参加し,他者の発表を聴き,また自身も発表していくことで,研究のレベルを上げていけるよう尽力していきたいと思います.
追補
「つくばには何もない」と散々言われつつ出向いたのですが,確かに取り立てて目立つものは少ないようでした.
しかし,学術都市の呼称の通りの各研究施設の巨大さ,また自然豊かな空気は私にとって非常に好ましいものでした.
あの雰囲気の中で研究生活が送れるとしたら,研究者としては実に幸福であろう,と感じた次第です.
(齋藤)